すーさん’ず日誌

管理人「すーさん’ず」の思ったこと、趣味を管理人独自の視点で書いていきます。 ネタバレを含みますので注意! 相互リンク募集中!

2011年07月 | ARCHIVE-SELECT | 2011年09月

PREV | PAGE-SELECT | NEXT

tweet   ≫ EDIT

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

| スポンサー広告 | --:-- | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

tweet   ≫ EDIT

夏休みの作文が進化しすぎた結果、こうなった。

【赤】

学生の本分は勉強だ。
勉強を大きく2つに分けると「問題を解く」「採点をする」に分けられる。
だから僕は採点に必要不可欠な赤ボールペンを切らしたく無い。
青ボールペンで採点をするなんてもっての他だ。論外だ。
そんな僕だから、赤ボールペンのインクがいつ無くなっても良いよう、常日頃から予備を持っている。
筆箱の奥に1本、新しい赤ボールペンを忍ばせているのだ。
これでいついかなる時でも学生の本分を全う出来る。
そう思っていた。
あの時までは。

ある日ある時。
ふと、何気なしに赤ボールペンを使っていると気づいた。
「インク、切れかかってるなぁ。新しいヤツ買わないと。」
思い立ったが吉日。僕は文房具屋へ向かった。
文房具屋。そこは赤ボールペンの桃源郷。
十何種類と言う数の赤ボールペンが、自分の主を探していた。
しかし僕は心に決めた赤ボールペンがある。迷わず彼女を手に取った。
いつもと変わらないグリップの弾力。完璧だ。
意気揚々と自宅へ帰り、筆箱に赤ボールペンを忍ばせようとして気がついた。
僕は愕然とした。
そこにはもうすでに、別の彼女が忍んでいたのだ。
僕は忘れていた。一週間程前にも同じ事を考えていた自分を。
ああ、なんということだ。僕は自らが忍ばせた彼女を忘れていたのだ。
彼女がこちらを見ている。罵倒する事も無しに、ただ寂しそうな目で僕を見ている。
彼女は健気に出番を待っていたのに。それなのに僕は、彼女の気持ちを裏切ってしまった。
言葉も無しに立ちすくむばかりの僕に、買ってきたばかりの赤ボールペンは言う。
「私達のどっちを先に使うのよ。選びなさいよ。」
ごめんよ。ごめんよ赤ボールペン。僕には選べないんだ。姿形が全く同じのお前達のどちらかを選ぶだなんて、僕には出来ないんだ・・・。

-FIN-

| 日常 | 13:12 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

PREV | PAGE-SELECT | NEXT

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。